弊社会長・藤原洋は、4月下旬より英国の産業革命以前の鉄生産拠点、産業考古学発祥の地で、世界遺産アイアンブリッジのあるコールブルックデイルを訪問。イングリッシュ・ヘリテイジ前総裁で、アイアンブリッジ渓谷博物館初代館長のニール・コソン卿(SIR. NIEL COSSONS)と会談を行いました。

藤原会長とコソン卿の交流は、藤原が(財)鉄の歴史村地域振興事業団の専務理事を務めていた際、世界の西と東の鉄の歴史地域というつながりから、英国コールブルックデイル/アイアンブリッジ峡谷博物館財団との学術交流を開始。1988年当時、同財団のプレジデントであったコソン卿を島根県吉田村(現 雲南市吉田町)にご招待したことにはじまります。今回は、藤原がコールブルックデイルを訪問し、コソン卿との再会となりました。

コソン卿は、元イングリッシュ・ヘリテイジ総裁であり、「日本の近代化産業遺産群−九州・山口及び関連地域」の世界遺産認定にも尽力されるなど、世界各地でご活躍されていらっしゃいます。

今回の会談では、藤原会長が取り組む任意組織「全国地域活性化ミュージアム協議会」の活動をご報告し、コソン卿から賛意と今後に向けたご助言をいただき、翌日にはスタッフベースの協議も行うことができました。コソン卿のあたたかく、気さくなお人柄はまったくかわりなく、藤原の訪問にもご多忙のなかにも関わらず、半日を割いて熱心にお話をいただきました。コソン卿のご期待に応えることのできるよう、いっそう活動に注力して参る所存です。

お力添えをいただきました各位に対し、心より御礼申し上げます。

SIR. NIEL COSSONS :イングリッシュ・ヘリテイジ前総裁、「九州・山口の近代化産業遺産群」世界遺産登録推進協議 会専門家委員会統括委員長。産業考古学の第一人者で、その著書「Industrial Archaeology」は 産業考古学の分野でバイブルとして知られる。1961 年、イギリス中部のアイアンブリッジ渓谷 博物館の初代館長に就任。廃墟の谷を博物館都市として構築。国立科学産業博物館元館長、博物館協会前会長。

世界遺産・アイアンブリッジの前で

世界遺産・アイアンブリッジの前で(左がニール・コソン卿)