インターンシップ企業

株式会社ビズデザインプラス

インターンシップ風景
■企業名 株式会社ビズデザインプラス
■代表者名 代表取締役社長 井上 聖也
■事業内容 セールスプロモーション、サンプリング、デモンストレーションの人材手配、分析・効果検証、イベント企画運営、ツール、デザイン制作、展示会設営ほか
■本社 東京都品川区上大崎3-3-5 新陽CKビル8階
■ホームページ http://biz-dp.jp/

受講生がみた「株式会社ビズデザインプラス」ここがポイント

1. 企業の印象
 「人」にあった仕事をデザインするビズデザインプラス
島根県出雲市と東京都内をつないで事業を展開する株式会社ビズデザインプラス。 事業の柱は大きく2つです。第一には都内イベントへの人材派遣業務。人材育成やプロモーションも展開されています。近年は、イベントへの人材派遣だけでなく、イベント企画段階から相談を受けることが多くなっているそうで事業領域が広がっているそうです。
同社の社員は15人。スタッフ一人ひとりのスキルと経験を高めていける研修制度などにも力を入れています。一例として、社員教育に力を入れている家電量販店と連携し、就業体験によるスタッフ研修を実施しています。この研修により、接客業の基礎やお客様に商品を買っていただくことの大変さを肌で感じ、学んでもらっているそうです。 同社が新たな事業として2017年末にスタートさせたのが、「食べる通信*極み」の発行事業。同事業のはじまりは、元地方金融機関勤務のAさんとの出会いがスタート。「とにかく熱量の高い仕事に関わりたい」というAさんの思いに触れ、意気投合。ふたりで新事業をはじめることになります。 井上さんは都内を事業拠点としていますが、Aさんは、暮らしの拠点を島根県出雲市内に置くことを希望されたそうです。そこで井上さんは出雲市内に営業所を出すことを決意。事務所を開設します。
「出雲市でできる事業を考えよう」という発想で試行錯誤を重ね、「食べる通信*極み」発行事業に取り組むことになったのです。
このエピソードには正直とても驚きました。通常は、まず事業があり、その事業を展開するために仕事の拠点を開設、人材を確保します。しかし、井上社長は全く逆の発想。まず思いを共にする「人」がいて、そのひとの暮らし方を叶えるために事業の場所を決め、そしてそこでできる仕事を探し出したのです。この発想は率直にすごい、と思いました。
同社の社名も「人」にあった仕事をデザインするサービスを創造することから、「ビズデザインプラス」としたそうです。
2. 「どんな仕事をやりたいか」よりも「誰と仕事をしたいか」が基本、
 と語るひとを活かす経営者
井上社長の経営方針は「人が中心の企業経営」といえます。「どんな仕事をやりたいか」よりも「誰と仕事をしたいか」が基本。そして、その人がやりたい仕事、その人の個性が生きる事業をつくり出すことが自分の仕事だと考えています。
島根県内に営業所を開設した現在、同社の社員は「東京で働く」「島根で働く」のいずれか希望を出すことができるようになっています。井上社長は、「大都市で働く経験が、地方の豊かさに気づく感性を育てる」と考えており、今後は大阪への営業所開設を計画しています。
社員には「仕事のために生きる」のではなく、「生きるために仕事をする」働き方と暮らし方を実現してほしいと期待しています。その背景には、今後の本格的なAI時代を見据え、より重要になる「人の心の豊かさ」「感性の豊かなひとづくり」を実践したいという社長の思いがあります。
同社では社員の多様な働き方を支える具体策として、一人ひとりにあった出社時間や仕事場を個々に設定することができる制度を設けています。
3. 訪問を終えて
井上社長は、「感性は生まれもったものだけでなく、努力によって磨くことができる」と考えており、社員には常に「もうひとつ深く考えてみよう」と語りかけるのが常だとのことです。井上社長の熱い生き方に触れ、自身がこれからやりたいことを考える機会になりました。

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