インターンシップ企業

石見食品株式会社

インターンシップ風景
■企業名 石見食品株式会社
■代表者名 代表取締役社長 石田 浩志
■事業内容 豆腐、油揚げ、厚揚げ、こんにゃく等の製造販売
■本社 島根県浜田市下府町388-60
■ホームページ http://www.iwami-foods.co.jp/

受講生がみた「石見食品株式会社」ここがポイント

1. 企業の印象
 地元事業者のおいしい食へのこだわりを受け継ぐ地域密着型企業
石見食品株式会社は、1963年、地元豆腐業者5社の合併により創立。「毎日食べたい商品づくり。まごころを食卓へ」をモットーに、浜田を代表する食品製造業者として、地域に根ざした事業を展開してきました。本社を兼ねる豆腐工場は、浜田市内の物流拠点に立地した最新設備を備え、2階から工場見学もできる、厳格な衛生管理と消費者への公開性を兼ね備えた施設となっています。
同社の豆腐製造に使用する原材料の大豆は、国産大豆と輸入大豆の2種類。国産大豆は、島根県大豆などを使用するなど、地産地消にも積極的に取り組んでいます。
輸入大豆はアメリカ・カナダ産です。輸入大豆についても契約栽培で良質の大豆を調達し、トレーサビリティ制度を厳格に運用しており、毎年社員が北米の契約農家を訪ね、品質や安全性の裏付けについて現地確認を行なっています。
2. 従業員一人ひとりにとって働きやすい企業づくりと
 イノベーションの両立に取り組む経営者
同社は、地域事業者の連携で生まれた企業という背景もあり、初代社長の源四郎氏、二代目で現・代表取締役会長和通人氏時代から、地域社会への貢献を重視した経営を行ってきました。現在の代表取締役社長である浩志氏も、こうした経営方針を継承しており、近年は特に次世代を担う地元小中高校やろう学校等に通う児童・生徒の工場見学を積極的に受け入れ、地元企業を知ることで一人でも多くの若者が、将来、市内に定住してほしいと願っています。 また、地域社会の貢献のなかには、浜田市に暮らす従業員一人ひとりにとって働きやすい企業であること、浜田らしい食文化の伝承なども含まれています。
なかでも従業員一人ひとりにとって働きやすい就業環境づくりに対しては、高齢者、女性に優しい取り組みを進める企業に対する国の認定や島根県女性活躍応援企業認定など、高い評価を受けています。さらに、障がい者雇用についても積極的に取り組んでいます。
社内制度が充実していること以上に、従業員の信頼を集めているのは石田社長の人柄。若い発想で新しい事業展開に挑戦する一方、社員へのやさしい気配りを欠かさない姿勢はしっかり伝わっており、多くの人が入社動機のひとつに「社長の人柄」をあげていたことはとても印象的でした。
3. 訪問を終えて
ふるさとの浜田市に石見食品のような会社が存在していることがとても誇らしく、また、もっと多くのひとに同社のお豆腐のおいしさを知ってほしいとの思いを強くしました。就業の場の少ない石見地域にあって、従業員60名を安定的に雇用し、堅実に売上を伸ばしている事業性もすばらしいと思います。まさに、社長と社員の誠実な努力が、成長の原動力になっていると感じた地域密着型企業でした。

しごとカレッジと連携して、東京都内のリトルトーキョーで開催された「ぐるりの食卓」。
島根県内企業への取材と地元の食を囲みながら、企業のみなさんと都内参加者が語らう、すてきな企画でした。

下記のリンク先からそのレポートをご覧いただけます。
ぐるりの食卓

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