インターンシップ企業

株式会社金見工務店

インターンシップ風景
■企業名 株式会社金見工務店
■代表者名 代表取締役社長 金見 誠司
■事業内容 建築工事、土木工事、家具・建具等の木工製品の製造販売、宅地建物取引、電子映像装置操作業務
■本社 島根県松江市上乃木2丁目18-1
■ホームページ http://kanami-k.jp/

受講生がみた「株式会社金見工務店」ここがポイント

1. 企業の印象
株式会社金見工務店さんは、江戸時代に創業された城下町・松江市にある建築工事の老舗企業(法人化からは創立70年)。松江市内には同社が建築を手がけた歴史ある建造物やランドマークとなっている建築物が多数あります。
事前の講座で大工などの職人さんを自社にて雇用されていると聞いていたので、会社も職人さん中心の構成と想像していましたが、実際に訪問してみると、オフィスは機能的で職人さんとデスクワーカーの方々が協力して事業を支えている、スタッフに幅と厚みのある建設会社という印象をもちました。女性社員も多く在籍されているそうで、現場管理者や設計士などの分野で活躍しているとのことでした。
「地域ナンバーワン工務店への挑戦」というテーマを掲げている同社ですが、経験豊富な職人さんを自社で雇用されていることから、顧客からの相談に幅広く、また、相談から現場作業まで一気通貫で請け負うことでき、他社にない強みになっているという印象を持ちました。
2. 社員のコミュニケーション機会を積極的に開催
同社は、現場で働く社員さんが多いことから、全スタッフが顔を合わせる機会が少ないそうです。このため、みなさんのコミュニケーションを円滑になるよう、意識的にスタッフ全員参加の会合などを設定しています。また現場で働く従業員のため、働き方を見直しながら、残業の少ない就業環境づくりに取り組んでおり、こうした活動の結果、平成28年には、雇用に関して優れた取組を推進している企業を表彰する「しまねいきいき雇用賞」を受賞しました。
3. 常にユーザーの視点に立ったサービスを追求
同社は伝統を受け継ぐだけでなく、若い感性で新たな領域にも積極的にチャレンジしています。例えば、幼稚園や子供向けイベント等に出向いて、従来捨てられていた木材の端材を使用した「木工教室」を開催し、子供達に木の素晴らしさ、木工の楽しさを伝える「木育」活動もそのひとつです。また、建設業としては山陰で初めてT-POINT加盟店になるなど、常にユーザーの視点に立ったサービスを追求している企業といえます。
4. 訪問を終えて
松江市は島根県では最大の人口が集積する県庁所在地ですが、約20万人の市人口が将来増えていくことは難しい状況です。金見社長は、「一人ひとりのお客様を大切にし、信頼づくりで繰り返しご相談いただける関係づくりに全員で取り組んでいきたい」とお話しされていました。
企業と社員、企業と顧客を信頼の絆でつなげようと誠実に取り組む金見社長のお話しを聞きながら、同社が松江市民にとってなくてはならない企業のひとつになっていることを感じました。

PAGE TOP